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4月16日(土)~19日(火)熊本被災地支援活動のご報告

4月16日(土)~19日(火)まで、長岡市危機管理防災本部職員1名、中越市民防災安全士会メンバー3名、当機構(中越防災安全推進機構)職員2名の計6名で、熊本市へ先遣隊として支援活動を行って参りました。

14日(木)の揺れに加え、16日(土)未明に発生した震度7の揺れにより、被災エリアが拡大する中で、熊本市東区・益城町の避難所を8か所と、避難所にたどり着けず自主避難・自宅避難をされているエリアをまわりました。

 

各避難所では、状況把握とエコノミークラス症候群予防の呼びかけを行い、そのうち要望のあった避難所では、安達紙器工業が中越地震の教訓をもとに開発した段ボール製の簡易更衣・授乳室の設置を行いました。

また、全国ネットワークでつながっている支援団体からの物資提供や炊き出しの申し出を、要望のある避難所へ繋ぐことも出来ました。

報道では支援の遅れが取沙汰されますが、物資が思うように届かない中でも、自宅から持ち寄った食料で自主的に炊き出しを行い、疲労が溜まっていても、助け合いながら明るく頑張っている方々がたくさんいらっしゃいました。

とある避難所では、避難者から提供された箱いっぱいのバナナに小学生の子どもたちが付いて、配布のお手伝いをしていました。日常と一変した学校で抑え込んだ気持ちもあるだろうに、子どもなりに責任感を持って役割を果たそうとする姿に胸が熱くなりました。避難者の方にとっても、きっと同じように映っているのではないかと思います。

日常のありがたみと、物や設備だけでない、人のつながりを含めた事前の備えの大切さを改めて確認した4日間となりました。

これから避難生活の長期化が予想されるなかで、中越の方々が経験し、そこから生まれた知恵や教訓がきっと役に立つのではないかと感じています。

何か上から与える支援ではなく、寄り添い、立ち直る力を引き出していくような支援を。

震災から12年を迎え、新たな日常を送る中越からできることを引き続き考えていきたいと思います。

 

なお、本日23日(土)~28日(木)(予定)にかけて、第2陣が避難所運営支援等の活動で熊本入りします。趣旨にご賛同いただける方は、支援金のご寄付をお願いいたします。

 

※支援金のお願い

平成28年熊本地震長岡災害支援バックアップセンターでは、当センターの活動を支援していただく支援金の募集をしています。

支援金の振込先

チーム中越 熊本地震支援募金

チームチュウエツ クマモトジシンシエンボキン

北越銀行 本店営業部 総合 2182629

 

※寄付する前に!「義援金」と「支援金」の違い

「義援金」とは…被災者に直接配分されるお金。配分に公平を期すため、手元に渡るまでに時間がかかる、

「支援金」とは…被災地で支援活動を行う団体や機関に対してのお金。迅速に活用されるが、信用に足る団体か見極めが必要。